導入事例

【組織変革ファシリテーションの詳細事例PART4】厚生労働省補助事業 介護業界における人材確保推進のためのワークショップ 第3回

第3回フェーズ1 1年後に向けたシナリオマップづくり

 

第3回のワークショップでは、これまでの議論を踏まえて、各参加者が1年後を目標に、人材を採用・定着できる組織として、どんな状態になっていたいか、というゴールの姿を描き、そのゴールに向けたシナリオマップというものを作りました。

下図のように、1年後のめざす姿を一番上に置き、そこに至るまでの課題を、「~がある」、「~ができている」という表現で付箋紙に書き、マップ状に貼り付けたものがシナリオマップになります。
そして、その課題の中でも、もっとも核となるであろう課題を「キーワファクター」として特定しました。
このシナリオマップの内容は、俯瞰して見てみると、共通項の多いものになっています。ただ、それぞれの課題の結びつき、また、何がキーファクターになるかは、各参加者で異なります。
そして、何より、第1回、2回の議論を経て、自分のシナリオマップを描くことで、それぞれの課題に対する腹落ち感が大きく前進していました。

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第3回 フェーズ2 全員で全員のキーファクター対策を考える「スパイス」

 

今回のように、いろんな事業者が参加する合同型のワークショップでは、最終的な成果物として、各自が自分の組織に持ち帰って実行できるプランをしっかりと作成していただくことが必要になります。

一方で、各個人のプランを他者との議論の中で作っていくメリットは、以下のポイントにあります。

・他者の知見を取り入れることができる
・協働作業によって各個人のプランをブラッシュアップすることができる
・互いに励まし合うことで、変革への意識を高めることができる

ワークショップとしての工夫は、他者との協働が生み出すプラス要素をうまく個人のプランに盛り込むことです。そこで、ワークショップの最後では、個人作業による成果物を作成する際に、協働作業の結果をうまく反映させられるように、各個人のキーファクターに対する対策を全員で考えるようにしました。
最後のセッションでは、キーファクターに対する解決のアクションプランを作成するのですが、ここで、グループの全員が、他のグループメンバーのキーファクターに対しても解決アイデアを出すことにしました。
ワークショップでは、それを「スパイス」と名付け、各個人のキーファクターに対するアクションプランが、他者の「スパイス」をうまく取り込んで出来上がっていく、という形にしました。

そうすることで、お互いのアクションプランに対するコミットの意識が強くなり、グループの全員が真剣に他者のアクションプランをブラッシュアップするようになりました。

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さいごに

 

今回、継続的に3回のワークショップを実施するというスタイルを取ったことで、段階的に議論の質を上げていき、実効性のある変革プランニングをファシリテーションすることができました。
また、シンプルなフレームワークでファシリテーションのハードルを下げることで、内部ファシリテーターがうまく機能して、満足のいくファシリテーションを提供することができました。
このようなアプローチは、介護業界や、人材確保のテーマに限らず、あらゆる業界、テーマで応用可能だと思います。今後もさまざまなファシリテーションのチャレンジを手がけていきたいと思います。

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(文責 ナレッジサイン 吉岡英幸)

※本ワークショップの詳しい内容については以下のページもご覧ください。
【組織変革ファシリテーションの詳細事例PART1】厚生労働省補助事業 介護業界における人材確保推進のためのワークショップ 企画・設計編
【組織変革ファシリテーションの詳細事例PART2】厚生労働省補助事業 介護業界における人材確保推進のためのワークショップ 第1回
【組織変革ファシリテーションの詳細事例PART3】厚生労働省補助事業 介護業界における人材確保推進のためのワークショップ 第2回

※今回のワークショップを中心とした補助事業全体の報告書はこちらをご覧ください。(報告書は本事業の受託元の日本総研様より発行されています)
平成26年度老人健康保健増進等事業「介護人材確保のために事業者等が行う効果的な取組みに関する調査研究」報告書

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