コストと手間をかけずにITインフラを管理する方法を考える[06/11/27]

コストと手間をかけずにITインフラを管理する方法を考える
日 時 2006年11月27日
主催 日本ラリタン・コンピュータ株式会社
司会・進行 株式会社ナレッジサイン 吉岡英幸
参加者 企業の情報システム部門、ネットワーク管理部門で、IT管理ツールに興味・関心のある方々
今回は、ITインフラを管理するミッションを持ちの方にお集まりいただき、ITインフラ統合管理ツールについて、具体的な機能面のお話しも含め、議論することができました。その模様をレポートいたします。
◆IT資産をリアルタイムで管理する重要性
 全社にPCが数百台あるとして、誰がどのPCを使っており、それぞれのPCに何がインストールされているか、すべて正確に把握できているか。
これができていないと、いざ障害が起こったときに、原因の特定ができず、何を優先順位に問題解決すべきか見えなくなる。
もっともアナログな方法としては、一斉に調査して台帳をつくり、それをもとに管理するやり方だ。しかし、人事異動で人もPCも入れ変わり、また、クライアントPCに勝手にいろんなソフトをダウンロードしたり、勝手に人のものを使ったり、勝手に持ち出したりと、クライアントの状態は日々変わっていく。
最近、クライアントPCやネットワーク上のあらゆるノードを一元管理できるIT資産管理ツールを導入する企業が多くなってきた。全社のIT資産の状況をリアルタイムで把握し、パッチの更新履歴やソフトウェアのダウンロード状態を把握することで、IT資産を適切な状況で管理することができる。これによって障害を未然に防ぎ、また障害が起こった際にも迅速で適切な対処ができるようになる。
◆障害を事前に検知する
 日本ラリタン・コンピュータからは、IT資産管理だけでなく、障害の事前検知やネットワークの脆弱性検知などの機能を持つ統合管理アプライアンスが紹介された。
特に、障害を事前に検知する機能は参加者の中でも反響があった。CPUの稼働率などをモニターし、一定のしきい値に達すると管理者にメールなどで知らせてくれる。つまり、障害を起こす可能性のあるイベントの発生を検知する機能である。
障害対策の第一歩はまず、障害の原因を把握することであり、原因となりそうなイベントを特定することだ。イベントの発生を知ることができれば障害に備えることができる。一定以上の使用率になったマシンに対しては、メモリを増やすなどして、落ちてしまう前に対策を打つことができるのだ。
また、このようなナレッジの積み重ねによっては、将来的に障害を起こさない体制を築くこともできるだろう。
◆経営から見たITインフラ管理の重要性
 これら統合管理ツールは、「IT資産管理」、「障害事前検知」、「ネットワークへの外部侵入検知」などさまざまな機能を持ち、ITインフラ管理担当者の業務効率を飛躍的に改善してくれる。しかも、コスト的にそんなに高くはないものだ。
しかし、経営に対して新たなIT投資として導入を意思決定させるためには、説得力のある説明が必要だ。インフラを担当するセクションのミッションは「何も起こらなくて当たり前」を要求され、「何も起こらない」ための創意工夫が評価されにくい。
経営は、業務アプリケーションなど目的に関しては評価をするが、技術の高さは評価しようとしない。そもそも技術的な難易度が理解できないことが多い。
実際には、障害対策にとられる原始的な作業の軽減を人件費換算するだけでも、ツールによる自動的な管理というのは大きなメリットがあるのだが、「何も起こらない」という経営的価値を経営に認めさせる努力を現場はする必要があるだろう。
また、経営側もITインフラを管理することの経営価値というものに積極的に目を向けるべきである。ITがビジネスの動脈である以上、そのインフラを安全に維持するためには相当な手間とコストがかけられるべきである。
経営は、ITインフラを管理することにコストと手間をかけるべきであるという認識を持ち、現場は、コストと手間をかけずにITインフラを管理する方法を一生懸命考える。そうなることで、ITインフラ管理担当者のミッションは今よりもっと経営的に価値の高いものになっていくだろう。
(文責:株式会社ナレッジサイン 吉岡英幸)

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