導入事例

人材で会社を変えたい社長のための”本気会” 第1回[07/05/29]

経営者LIVE勉強会
人材で会社を変えたい社長のための「本気会」 第1回

日 時 2007年5月29日
主催 株式会社ワイキューブ
司会・進行 株式会社ナレッジサイン 吉岡英幸
参加者 人材で会社を変えることに本気の企業経営者6名
 ワイキューブでは、5月29日、経営者向けの勉強会を開催いたしました。その名も「本気会」。新卒採用と、それによる会社の変革をどうしても実現したい。そんな本気の経営者6名と、既にワイキューブとともに新卒採用に取り組み、成功している株式会社地域新聞社、代表取締役の近間之文様にお越しいただき、本気のディスカッションを交わしていただきました。
◆なぜ新卒採用か
 この勉強会に参加された経営者に新卒採用に何を期待するかを聞いています。もっとも多い回答が「組織の活性化」でした。つまり、新卒採用をすることで既存の社員に刺激を与え、成長を促すとともに、新卒人材の育成環境を整える過程を通して、業務フローの整備やマネジメント力の向上など、企業組織そのものの変革を期待しているようです。

今回勉強会に参加された企業は、業歴もさまざまですが、いずれも自社を次の成長ステージへと飛躍させる節目を迎えている企業でした。当然人員拡大が急務であり、成長のスピードを考えると、即戦力になる中途採用を優先する方が得策です。しかしあえて戦力化に時間のかかる新卒採用に踏み切ろうとするのは、これをきっかけとして企業を新しいステージへと発展させることにまさに”本気”になっているからだと強く実感しました。

「新卒人材の採用は資本投資とまったく同じ。回収には半年、一年とかかるが、採用することで今まで見えなかったものが見えるようになるし、考えられなかったことが考えられるようになる。組織そのものが変わり、人が中心になる。その結果、決断のスピードも驚くほど速くなる。」
近間氏のこの力強い言葉に、本気で変わっていく企業の姿が浮かび上がります。

◆会社を変えることへの先行投資
 新卒採用に本気であっても、いざ踏み切る際にはさまざまな不安があります。もっとも多い不安は「教育体制が整っていないこと。」
新卒社員の採用は初めてですから教育体制が整っていないのは当然です。それでは、教育体制を整えてから新卒採用を始めるべきなのでしょうか。勉強会の議論では、「新卒社員が入ってくることで、初めて教育体制ができてくる」というのが答えのようでした。

「OJTなど何らかの教育体制は各企業で既に持っているのだから、そこからスタートすればいい。もちろん失敗をすることもあるし、血を流すこともある。しかし、採用をして、違っているところがわかってから制度を作りあげていく方が、生きた教育になっていくし、自分たちのプログラムになる。まず先に新卒を採用するべきです。」(近間氏)。
新卒採用を始めた場合、確かに最初は失敗を伴うことがあります。しかし、そうした失敗の中から、教育体制に限らない現体制の欠点(ビジョンとのズレ)が見えてきます。その改善プロセスの一つ一つが、企業が目指している姿へと繋がっていくのです。

◆新卒採用に挑戦することで新卒採用ができる会社になる
 また、新卒人材を育てるということは社内のリソースを人材育成に割くということです。一時的に生産性の低下を招くことさえあります。当然既存の社員からは「ただでさえ忙しいこの時期に、使えない新卒の面倒など見ている暇はない」と反発の声が上がることもあります。「新卒社員の方が大事にされている」と懐疑的な思いを抱く人も出てくるでしょう。
7年前に新卒採用を始めた近間氏も「当事は社員からも冷たくされた。『なぜ新卒なんですか? 使えないじゃないですか』という声との戦いだった」といいます。
それでも、新卒採用にこだわり続けたのは、新卒採用が単に優秀な人材の確保というだけでなく、既存社員も含めた会社全体の成長のための投資である、という強い信念があったからです。

近間社長は、何のために新卒採用をしているのか、その先会社としてどのように発展していきたいのか、そこで働く社員には何が得られるのか、会社のビジョンを社員に向けて粘り強く語っていきました。
「理解してもらえるまでは、何度でもビジョンを語るしかない。新卒採用5期目まではビジョン、志の共有にとにかく力を注いだ。そうすれば5期目には5年生が1年生にビジョンを伝えてくれるようになる」(近間氏)。
もちろん、ビジョンを伝えるためには、ビジョンそのものを、より具体的で明確な形に落とし込んでいく必要がありますし、既存社員、新入社員それぞれに向けて「どのように表現すればそのメッセージが伝わるのか」も考えていかなければなりません。

これがまさに新卒採用を成功させる方法論にもつながるのです。新卒学生が企業に求めていることは、その企業が何をめざし、自分がその企業の中でどのようなキャリアが得られるのか。それが経営者の口からわかりやすく伝えられるかが新卒採用の成功を左右します。新卒採用に挑戦すること自体が、新卒人材が採れる会社に変わっていくことなのです。
「新卒に教えると同時に、新卒から教わったことがたくさんある」。近間氏の述懐が強く印象に残りました。

(文責:ナレッジサイン 森 天都平)

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