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「英語で学ぶグローバルファシリテーション・ワークショップ」SPOTlight on Facilitation 参加者インタビュー Max Reading代表 二宮 “Max” 雅規さん

2016年から開催している「英語でファシリテーション」を学ぶ、グローバルファシリテーション・ワークショップ SPOTlight on Facilitationに参加いただいた方のインタビュー記事です。今回は、英語の速読力を高めることで、英語力全体を高めるという、ユニークな英語トレーニンングのスクール Max Reading(英語脳トレジム/英語速読)を新宿で開講を新宿で開講しておられる、株式会社マックスR 代表取締役の二宮雅規さん(愛称「Maxさん」)にお話をお伺いしました。

ネイティブスピーカーよりも速く英語が読めるようになる、英語速読法とは

― まず、Maxさんが経営しておられるMax Readingとは、どのようなスクールなのですか。

二宮:英語の速読に特化した教室を開講しています。英語には、リスニング、スピーキング、リーディング、ライティングとありますが、日本人が実際に仕事で使う場合、メールや文書のやり取りなど、読むこと、リーディングが中心です。一方で、日本人の英語を読むスピードはネイティブの約3分の1と遅く、英語の速読にフォーカスしたスクールはほとんどありません。私は、たまたま日本語の速読を学んでいたので、そのメソッドを英語に応用して、スクールにしようと考えたのです。

― 具体的には、どのようなことを学ぶのですか。

二宮:英語をネイティブスピーカーよりも速く読めるようになる方法を学びます。

― ネイティブスピーカーよりも速く、ですか?

二宮:はい、そうです。基本的なトレーニングの考え方として、「目で見る」と、「脳で理解する」の両方を鍛えます。英語を一語一句目で追って理解しようとしても、「木を見て森を見ず」で文章全体のイメージはつかみにくいです。それよりも、文章全体を広く見て、意味の塊として脳でイメージする方が、全体を理解しやすくなりスピードもUPします。そのために、「目で見る」部分では、視野や眼筋や広く塊で捉えるトレーニング、「脳で理解する」部分では、右脳で無意識に高速イメージするトレーニングをします。

― その場合、文章の中のすべての単語をわかっている必要があるのですか。

二宮:すべての単語を知っている必要はありません。私の感覚では、仮に10%の単語を知らなくても、広く見ることで「90%“も”単語を知っている」と脳が認識し、文章全体の意味はおおよそイメージできますし、全体イメージや前後関係の文脈から、知らない単語の意味も自然に類推できます。知らない単語を気にせずに、たくさんの英語に触れることが大切です。したがって、当校のクラスでは、辞書をなるべく引かずに読むことを推奨しています。

― それは、リスニングにも応用できるのですか。

二宮:はい。リスニングの場合、一語一語聞き取ろうとすると、わからない単語や表現が出てくる等して脳が「わからない」状態になり、以降脳がついていけなくなることが多いです。聞き取れないことの原因の多くは脳の理解の部分にあります。リラックスして脳を高速大量処理できる状態にする速読トレーニングをし、速聴との相乗効果を出すことで、リスニング力も飛躍的にアップします。そして、インプットとアウトプットの相乗効果で英会話も含めた英語力全体もアップしやすくなります。

― この手法は、どのように体得されたのですか。二宮さんが独自に開発した手法ですか。

二宮:日本語の速読を学んだことに加えて、ニューヨークでも速読を学びました。さらにいろんな手法を研究する中で、日本人向けの英語の速読法として最適にアレンジし、また、速読アプローチから英語力そのものを高める方法論として、オリジナルのものを完成させました。

― どのような方が、スクールで学んでおられるのですか。

二宮:90%が社会人です。一番多いのは、TOEICの得点を上げたい方です。特にリーディングに解き残しがありその得点を上げたい方です。また、仕事で実際に英語を使っている方、特に、製薬会社やIT系の会社の方など、英語の論文や文献をたくさん読む必要がある方も多いです。英会話教室に行ってもなかなか伸びなかった方、留学を控えている人も多いですね。留学中は予習でいろんな教材をたくさん読まないといけないですから。

― TOEICの場合、一概には言えないと思いますが、どれぐらいの得点アップが望めるのですか。

二宮:たとえば1カ月で700点の方が830点に上がったとか、34か月で650点が870点に上がった等の例があります。半年以内ぐらいのスパンで得点を上げたい方が多いですね。

― クラスは、どのように受講するのですか。

二宮:眼筋や各種脳トレなどのトレーニングをしていただく、160分のクラスを10回~15回ぐらい受講するのが基本です。12週間に1回ぐらいの頻度をお薦めしています。

― 家でもトレーニングした方がいいのですか。

二宮:家でできる基礎トレーニング方法も指導します。その一方で、当校は、「英語脳トレジム」とも言っている通り、ジムに来てトレーナーや他のメンバーと一緒にトレーニングする空間がやはり最も大事ですね。

― 生徒数は現在どのくらいいらっしゃるのですか。

二宮:トータルで、350人を超えていますね。今後は、この新宿校だけでなく、他のエリアにもスクールを展開し、また、オンラインでのクラスも検討します。

ダイバーシティな環境で、個々の強みをいかに引き出して、グループとしてのパフォーマンスを最大化していくかを、ワークショップ全体を通して経験できましたね。

― 今回グローバルファシリテーション・ワークショップ “SPOTlight on Facilitation” を受講いただいたきっかけをお話ください。

二宮:吉岡さんから、このワークショップについて以前からお聞きしていましたが、英語速読だけでなく、いろんな側面で生徒さんの成長を支援したいという思いがあり、その1つとして、私自身がファシリテーションを学んでみたいと思いました。
私自身、ファシリテーション的なことは今までもやってきましたが、講座としてきちんと学んだことはまだありませんでしたし、しかも英語で、グローバルな環境で受講できるということでしたので、いつか学んでみようと思っていました。それで、当校の生徒さんにもお薦めしたら、まさに「そういうことが学びたかった」という方がおられて受講され、大変良かったという感想もお聞きしていました。
今回、うまくタイミングが合いましたので、自分自身の成長のためにも受講しようと思いました。

― 受講してみての印象はいかがでしたか。

二宮:まず、全体の印象ですが、受講者の中には、英語のネイティブスピーカーから、英語がどちらかというと苦手という日本人受講者もいましたが、うまくかみ合っていたと思いました。そこがまさにファシリテーションの可能性だと思いました。

― どのようなことが、一番学びになりましたか。

二宮:ファシリテーションについて持っていたイメージが変わりました。単純に会議をうまく進行するだけではなく、ダイバーシティな環境で、個々のメンバーの強みをいかに引き出して、グループとしてのパフォーマンスを最大化していくかを、ワークショップ全体を通して経験できました。また、ファシリテーターの基本的な役割として、コンテンツにコミットせずに、プロセスにフォーカスするというアプローチも新鮮でした。
スクールの講師と、ファシリテーターとでは、求められる役割が当然違いますが、これまで、コンテンツとプロセスを分けて、それぞれどう関わるかということはあまり意識していなかったので、非常に大きな気づきになりました。

― ワークショップで学んだことで、その後スクールの運営で活かされていることはありますか。

二宮:生徒さん一人ひとりの良いものを引き出すということや、生徒さん自分自身で気づいてもらう、あるいは受講者同士で気づきをシェアする、そのような「場づくり」をより意識するようになりました。

グローバルファシリテーション・ワークショップのもう一つの大きな魅力は、参加者そのものですよね。

― グローバルファシリテーション・ワークショップでは、受講いただいた後も継続的な学びの場“Alumni Gathering” がありますが、いかがですか。

二宮:とてもいいと思います。ワークショップを受講した直後は、ワークショップで学んだことをトライしてみようと強く意識しますが、時間とともに次第にその意識が薄れていくものです。したがって、定期的に振り返って学べる機会があるのは、やはりいいですね。
さらに、グローバルファシリテーション・ワークショップのもう一つの大きな魅力は、参加者そのものです。日本人や外国人、目的意識を持って参加している、いろんなバックグラウンドの方々と一緒に学んで、刺激し合える。Alumni Gatheringに参加することで、自分が参加したワークショップ以外の他の参加者の皆さんとネットワークが広がることが、私にとっては高い価値です。

― Maxさんから見て、グローバルファシリテーション・ワークショップに参加している方々の印象はどのようなものですか。

二宮:まず、オレがオレが系の人はいないですね(笑)。ファシリテーションは、リーダーシップの一つの要素だと思うのですが、ファシリテーションに興味を持つ方は、ボトムアップ型のリーダーシップを志向している印象です。コミュニケーション力を高めるスキルのワークショップでもあるので、基本的にはコミュニケーションを大事にする方、端的に言うと、いい人が多いですね(笑)。

― グローバルファシリテーション・ワークショップでは、外国人と積極的に議論できるようになるために、ファシリテーションを武器にしましょう、極端な言い方をすると、英語力が不足していても、ファシリテーションスキルがあれば、なんとか外国人と積極的に議論できるようになるんですよ、だから気軽に参加しましょう、ということをいつも言っているのですが、日本人にとっては、まだまだ英語のハードルが高くて、「まずは英語をもっと話せるようにならないと」と、英語で進行するワークショップに参加するのは躊躇する方が多いです。
もっと英語を使ってビジネスをしたり、何かをトライしたりしようとするときに、自信を持ってもらうために、いいアドバイスはありますか。

二宮:先日、ナレッジサイン主催のグラフィックレコーディングのワークショップに参加しましたが、これも講師は外国人で、英語での進行でした。受講者の中には、グラフィック関係には携わっているものの、英語はからきしダメだという日本人の方も多くいました。でも、皆さん積極的に参加していて、ワークショップ全体に大きな刺激を与えてみました。
やはり自分の得意な分野、興味のある分野で英語に関わっていくと、英語が苦手でも、自分の価値を発揮できて、自信にもつながるのだなと思いました。

― 私自身、純ジャパで5年前まで英語を使ってビジネスしたことがなく、それでも今では英語でファシリテーションのファシリテーターをやっているんですよ、というのを強調して、皆さんにもっと自信を持ってもらおうとしています(笑)。

二宮:当校の生徒さんにこのワークショップをお薦めしていますが、英語でのコミュニケーション力を高めるロールモデルとして、吉岡さんの、純ジャパで、5年前まで英語に縁のなかった人が、今では英語でファシリテーションのワークショップをやっているというキャリアを紹介しています。

― 実際に、ファシリテーターは、しゃべる量は少なく、しゃべる部分もほとんどが質問なので、高い英語力というよりも、コミュニケーション力、あるいは、絶妙なタイミングでひと言を放つ”ツッコミ力”なんですよね。かなり、省エネでコミュニケーションできます(笑)。

二宮:Max Readingとしても、英語速読を軸として、英語でのコミュニケーション能力を高める支援をしていきたいと思っていますので、生徒さんがいろんな機会を活かされるのはいいことだと思います。

― 今後のグローバルファシリテーション・ワークショップについて、こうしたらいい、とか何か意見がありますか。

二宮:そうですね。今のSPOTlight on Facilitationは、ファシリテーションの基礎的な部分をカバーしていますが、もっと応用の部分、対立マネジメントや、問題人物への対処などのファシリテーションを、英語でどうすればいいのかを学べるワークショップがあるといいですね。

― ありがとうございます。実は、英語でファシリテーションの応用編のワークショップも現在開発中です。ぜひ、楽しみにしていてください。今日は、どうもありがとうございました。

聞き手:株式会社ナレッジサイン 代表取締役 グローバルファシリテーター 吉岡英幸

■Max Reading(英語脳トレジム/英語速読) 紹介

脳トレで英語の「読む」を極めることにより英語力を飛躍的に高める英語習得法を実践できるスクール。英語が苦手な人でも、速読理論レクチャーと、標準で全10回~15回の実践的なレッスンにより、2~5倍以上、ネイティブより速く読めるようになります。現在新宿にて開講。体験セミナーも常時受付中。
東京都新宿区新宿4-3-17 FORECAST新宿SOUTH5階 CROSSCOOP内
TEL 03-4405-7043

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二宮 雅規さん 株式会社マックスR 代表取締役 兼 インストラクター
大分県出身。東京大学卒業後、株式会社リクルート社に入社。 NYの不動産調査のため3ヶ月間の初の海外出張を経験。1996年より企業派遣で米国UCLAにMBA留学(2年間)し、その後All Aboutの立ち上げ等欧米企業との提携業務に従事。
2003年にマックス・ビー・ディー社(Max BD, Co., Ltd.)を設立し経営コンサル事業で独立。2012年にアジア進出支援事業も開始し再び英語で仕事をする世界に。2012年より某速読教室で速読コース(日本語)を受講し、インストラクター養成コースや米国NYの速読講座(英語)も修了。
日米の速読メソッドを日本人の英語用に研究開発し、2014年3月に株式会社マックスR(Max R, Inc.)を設立。同年4月からMax Reading(英語脳トレジム/英語速読)を開始。Max Readingの世界をできるだけ多くの人に知ってもらい、速読力と英語力の向上、英語コンプレックスの解消、そして自分の無限の可能性を発見してもらいたいと奮闘中。

 

 

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