2024年1月25日 会議ファシリテーション研修/中級・上級編「オンライン/オフラインに効く会議をスリム化するファシリテーション」

開催概要

■開催日 2024年1月25日(木)
■時間 10:00~17:00
■場所 Daiwa笹塚タワー貸会議室 ルームE
東京都渋谷区笹塚1-50-1 Daiwa笹塚タワー 地下1階
■定員 12名(最少催行人員 5名)
■主催 株式会社ナレッジサイン
■講師(ファシリテーター) 株式会社ナレッジサイン 代表取締役 吉岡英幸
■参加条件 デジタルツールを使った作業がありますので、ノートPCかタブレット端末をご持参ください。
■受講料 66,000円(税込み)
※最少催行人員(5名)に満たない場合、開催が中止になることがあります。開催実行は1月11日までに決定します。
※受講料のお振込みは、原則研修受講日1週間前までとなります。
※キャンセル規定
・1月11日までのキャンセルの場合キャンセル料は無料。
・1月12日〜18日のキャンセルの場合キャンセル料は受講料の50%。
・1月19日〜のキャンセルの場合キャンセル料は受講料の100%となります。
※特定商取引法に基づく表記はこちらをご覧ください。

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そもそも会議をしないのが究極の会議ファシリテーション

ファシリテーションと言えば、いかにして会議室の中で創造的な成果を出すことができるか?に関心が向かいますが、会議によって実現しようとする成果を、会議をせずに出すことができれば、これほど効率的なことはありません。

そもそも、ファシリテーションとう元々の意味には、「会議を仕切る」、「議論を進行する」という意味はありません。「促進する」、「助成する」という意味であり、サポート的な立場です。
また、会議で本来めざす成果は、会議の成功というよりも、会議室を出た後のビジネスの成功です。ですから、ファシリテーターがサポートすべきは、会議室を出た後にビジネスで成果を出すことであり、会議はその一つの手段ではありません。

会議の価値は、集団の知見を集めることで多様で創造的なでアイデアを生み出すことであり、集団に属する一人一人の声を拾い上げることであり、集団が納得する意思決定をし、アクションへのコミットを確認することです。会議というのは、その価値を実現するために効率的な手段ではありますが、多くの職場で、手段が目的に変わり、会議を開催すること自体が成果になっているケースが多く発生しています。

本研修では、
・ムダな会議をなくして、本当に質の高い会議だけを生み出す
・デジタルツールを使った、非同期型コミュニケーションで、働き方を変える
・会議で解決されていない、チームの協働性の問題を解決する
と言った視点で、今現状の会議を見直し、会議をスリム化し、会議に頼らずに、チームでの協働を促進するために、ファシリテーターは何をすべきか?を学んだいただきます。

残す会議、なくす会議、代替する会議に切り分ける

会議のスリム化という意味では、そもそも会議でなくてもいいものがたくさんあり、それらを削減するのが、もっともシンプルでスピード感のある解決方法です。
なぜ、それが会議である必然性があるのか?参加者は適切なのか?そこをきちんと吟味しなければなりません。

ただ、お決まりとして毎週開催して形骸化している「定例会議」。エライさんの訓示をただ一方的に聞かされているような「御前会議」。トピックの緊急性に限らず、毎月決まった日時で意思決定がなされる「経営会議」。アイデアは出す人は20%ぐらいなのに、職場全体の人が参加させられる「チームミーティング」。

これらは、大胆にスリム化できる対象です。ただ、適切にスリム化するためには、以下のステップが必要です。
・そこで本来めざしていた目的は何かを改めて明確にする
・完全になくしていいもの、代替手段に切り替えるもの、どうしても残すべきものに切り分ける
・代替手段が必要なものは、それを考える
研修では、実際の会議例を取り上げながら、会議のスリム化の方法を学んでいきます。

個人ひとり一人の会議負担を減らす、会議のあり方をデザインする

会議が多い、少ないというのも、会社全体として見てなのか?そこに参加する個人の視点で見るのか?で、意味合いは異なります。会議というのは、個人の時間を占有するものですから、個人ひとり一人にとっての会議の負担を減らす方法を考える必要があります。

たとえば、今まで一人あたり週3回の会議に参加していたものが、週1回になるだけで、個人の業務効率は随分と向上します。会社全体で会議の数は同じでも、個人単位では減る。会議のシフト化によって、実質的に会議のスリム化は実現するのです。ファシリテーターは、そのように、個人の業務効率の視点で、会議全体のあり方をデザインできなければなりません。

デジタルツールを使った、非同期型会議コミュニケーション

コロナ禍以降、オンライン会議システムや、さまざまなデジタルツールが、私たちの協働を支えてきました。そして、それらは、今では当たり前の環境になりつつあります。
これまでは、会議室でホワイトボードを使ってやっていた協働作業が、デジタルホワイトボードを使うことで、どこからでもアクセスして協働できるようになりました。さらに、別々の時間帯にデジタルホワイトボードに書き込んで、互いにレスポンスすることで、時間の制約からも解放されました。

リアルな会議を、時間と場所を共有する同期型コミュニケーションとすると、オンライン会議やデジタルツールを使った協働作業は、非同期型コミュニケーションと言えます。
この非同期型のコミュニケーションが機能することによって、協働作業が変化するだけでなく、チームメンバーの概念も変化しています。場所も時差も気にせずにチームメンバーを組成し、オンライン会議でさえ、必ずしも開催しなくても協働ができてしまう。そんな環境で仕事をしているチームはたくさんあります。

そのようなチームのコミュニケーションをきちんとマネジメントしていくのも、これからのファシリテーターの役割です。本研修では、デジタルツールを使った非同期型の協働作業の設計の仕方も学んでいきます。

こんな方におすすめです

本研修は、こんな方におすすめです。

・さまざまなメンバーと協働して何かを創造していく変革リーダーの方
・チームメンバーと、協働していく関係性を築くための手法、ツール、テクニックを修得したい方
・ファシリテーションをリーダーシーップに応用して、自主性と自律性を重んじるリーダーシップスタイルを確立したい方
・プロジェクトなどで、さまざまなステークホルダーと協働しながら仕事を進めていくプロジェクトリーダーの方
・リモートのチーム、グローバルなメンバーのチームでプロジェクトなどの運営に携わる方

・社内ファシリテーターとして、プロのファシリテーション・スキルを学びたい方
・独立して、ファシリテーターをめざす方
・人材開発部門で、ファシリテーション教育の導入を考えておられる方

基本的なプログラム

【セッション1】
会議でめざす成果を考える
・会議である必然性は何か
・会議でめざす成果は何か
・会議開催のルールを考える
【セッション2】
会議のスリム化の方法
・残す会議、なくす会議の切り分け方法
・自分の組織の会議を切り分けしてみる
・なくす会議の代替手段を考える
【セッション3】
デジタルツールを駆使した非同期型コミュニケーション
・オンラインで使えるデジタルツールの紹介
・実際にデジタルツールを使って作業をする
・非同期型の協働をデザインする
【セッション4】
会議を点ではなく、線で考える
・プロジェクトのコミュニケーションマネジメント
・一定期間にわたる会議デザインの仕方
・チームワークのデザインの仕方

※グループワークで実際にファシリテーション体験をしながら学んでいきます。
※プログラム内容は現段階の予定ですので、変更されることがあります。

講師紹介

吉岡英幸(Hideyuki Yoshioka) 株式会社ナレッジサイン 代表取締役

プロのファシリテーターとして、1,000件以上の議論の場をファシリテーションした経験を持つ。IT業界を中心に、企業のCIOや人事部門リーダーを対象にしたラウンドテーブルトークや、経営幹部を対象にした企業内会議のファシリテーションなど、さまざまな場のファシリテーションを手がける。ファシリテーションや各種コミュニケーションの研修も開催し、ファシリテーションを活用したグローバル人材育成プログラムの開発にも積極的に関わる。
2013年より、英語でのファシリテーション、グローバル人材育成に積極的に関わり、自ら海外とのさまざまなネットワークを開拓。日本におけるファシリテーターのグローバル化の一翼を担う。

■国際的なファシリテーター資格
IAF CPF(Certified™ Professional Facilitator)

■海外の教育機関のトレーニング資格
MPI (UK, USA, Dubai) 契約トレーナー/ファシリテーター
EvoLearn (UK) 契約トレーナー/ファシリテーター

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会場アクセス

Daiwa笹塚タワー貸会議室 ルームE
〒151-0073 東京都渋谷区笹塚1-50-1 Daiwa笹塚タワー 地下1階

京王線「笹塚駅」、「幡ヶ谷駅」より徒歩4分

 

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